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先月の振り返り&2024年10月のサポーターページのご案内

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倉下忠憲@rashita2
Oct 01, 2024
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先月の振り返り&2024年10月のサポーターページのご案内
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さて、10月に入りました。倉下的にでは怒濤の二ヶ月がようやく終わりを告げた、という感じです。

今月はあまり活動実績がありませんが、それも含めて振りかえっておきます。後半にはKnowledge Walkersのサポータープラン(有料サブスクリプション)向けのページリンクもご紹介しております。

活動報告

  • 09/01:先月の振り返り&2024年9月のサポーターページのご案内 - by 倉下忠憲@rashita2

  • 09/01:新刊情報の集め方 - by 倉下忠憲@rashita2 - トンネルChannel

  • 09/01:2024年9月の拠点ノート更新風景 | メンバー限定記事 - by 倉下忠憲@rashita2

  • 09/02:メモから備忘録 / タスクリストとカレンダー / WorkFlowyのカスタマイズ / マージマンションとWIP|倉下忠憲

  • 09/03:Capacitiesのデイリーシステムが優秀です - by 倉下忠憲@rashita2

  • 09/04:NOLTYノートで読書ノート|倉下忠憲

  • 09/09:メモとアイデア / 自分のテーマの棚卸し / 着手に傾斜をつける作業メモ|倉下忠憲

  • 09/10:◇デジタルノートにおけるタイプという概念 - by 倉下忠憲@rashita2

  • 09/10:新刊情報の見つけ方(2024年版) - by 倉下忠憲@rashita2 - ブックカタリスト

  • 09/11:一人ツイッターとしてのメモマラソン|倉下忠憲

  • 09/12:第百五十八回:Tak.さんと文章エディタについて 作成者:うちあわせCast

  • 09/16:メモとアイデアその2 / サブテーマを切る / 欠けたベル理論|倉下忠憲

  • 09/19:カードのタイプを決めてみる - by 倉下忠憲@rashita2 - Rashita's Newsletter

  • 09/20:頭がごちゃついてきたらノートに書き出す|倉下忠憲

  • 09/23:メモ道具の選択 / Obsidianでの作業記録/ インボックス・ゼロの呪い|倉下忠憲

  • 09/24:BC098 『ATTENTION SPAN(アテンション・スパン) デジタル時代の「集中力」の科学』

  • 09/24:Capacitiesのオブジェクトとコレクションとタグ - by 倉下忠憲@rashita2

  • 09/28:カードで広げ、マップでまとめる|倉下忠憲

先月は、新星のノートツールTekenoteと、オブジェクティブ・ノーティングを標榜するCapacitiesに首ったけな一ヶ月でした。それらのツールを使い込むことを通して、むしろ「デジタルにおけるノートとはどうあるべきか」という一つ上の視点で考えられたような気がします。

とは言え、引っ越しで忙しかったので大きなアウトプットは少なかったですね。10月以降は、Knowledge Walkersの個別ページなども増やしていきたいと思っております。

読んだ本

おそらく成人してから、一番本を読まない(読めない)一ヶ月でした。それでもいくつか読み終えた本を紹介します。

2024/9/22『私を離さないで』

 カズオ・イシグロの長編小説。2005年に発売された本作は、ずっと私の本棚に眠っていたのですが、引っ越しの本棚整理を機に発掘され、そこからちびちび読み進めていました。

一言で言うと、ああすげーな、という感想。筋自体はどこかで聞いて知っていたのですが、読んでみた印象はぜんぜん違いました。サスペンス・ミステリ的なものよりは、SF+純文学という感じ。淡々と語りを続ける主人公の語り口が、一層この作品の重さを強調しています。

2024/9/29『発達障害の僕らが生き抜くための「紙1枚」仕事術』

 紙一枚にまとめられたシンプルなフレームでやることを管理する手法が紹介されています。頭(というよりも直感)だけで仕事をせず、やるべきことを書き残し、書いたものを分析して、細かく進めていけるように環境を整えることを粛々とやっていこうと提案されています。仕事術の基本中の基本ですね。

2024/9/30 『記憶の深層 〈ひらめき〉はどこから来るのか (岩波新書)』

 記憶にはどんな性質があり、どうすればうまく記憶できるのかがわかりやすい言葉で説明されます。それと同時に、コンピュータに比べれば情報的に脆弱な私たちの記憶の意義も確認されます。覚えるにはアウトプットが重要というのはぜひ記憶したいところ。

ライトノベル

『陰の実力者になりたくて! 06』

 あいかわらずの勘違いが駆動する物語。今回はわりとグロ目の感じ。

夏アニメ

『ラーメン赤猫』

 この作品については語りたいことがいっぱいあるわけですが、猫が登場するヒューマンドラマです。グルメ系ではなく、むしろお仕事系作品。毎話ごとに「え〜はなしや〜」としみじみきます。疲れた心に癒やしのひとときを提供してくれる作品です。

 で、何より声優さんがすごい。めちゃくちゃピッタリハマっています。このキャスティングした人はGJすぎるといっても過言ではないでしょう。

『僕の妻は感情がない』

 料理用のロボット(女性型)に真剣に恋をする(ないしは愛する)男性が主人公のラブコメ。単にこれだけみるとギャグっぽいのですが、むしろ「人間にとって感情とは何か」を深く考えるSFテイストになっています。ライトなトーンの『AIの遺電子』な感じ。

 たとえば作品を観ている僕たちは、(そういう演出があるということを踏まえても)ミーナに感情があるように思えます。感情はあるけども、それを表すための表情筋がないからそのように見えるだけだ、と。すでにこの段階で、私はその料理用家事ロボットを名前無しで呼ぶことはできません。「ミーナ」と呼ぶべきだという感情を覚えます。

 この何かしらを尊重しなければならない感覚は、そのまま相手に感情(ないしは内面世界)があるのだという想定がもとになっているでしょう。でも結局それはただのロボットなのかもしれない。しかし、たとえそうあっても、そう感じるのだから仕方がない。同じことは、生物であっても言えるでしょう。

 もう一つ、逆側にミーナの視点からも面白いことがいえて、結局相手が愛情を持って自分に接してきていることを「学習」した結果、自分の振るまいが「愛情」があるように見える、ということが起こりえるかもしれない、という点で、実はこれ拙著『アリスの物語』と似た思想が走っています。

 とまあ、いろいろ考えることが多い作品です。

(本編はここまでです。以下では有料購読してくださっている方向けに、Knowledge WalkersのサポーターページのURLを案内しております。ご興味あれば、ご購読を検討くださいませ)。

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