ObsidianのWeb Clipperが正式リリースされて界隈が盛り上がっております。
とりあえず、以下の2ページは参考になります。。
◇Obsidian:WebClipは「記憶術」に近い - Jazzと読書の日々
とりあえず、Firefox版でいろいろ見ていきましょう。
設定画面
メニューから「アドオンとテーマ」を開きます。
「設定」をクリックしましょう(もちろんその前にObsidian Web Clipperをブラウザ拡張にインストールしておいてください)。
以下が一般設定です。
Vaults→基本的には開いているvaultsに保存されるけども、違うvaultsがいいなら指定しましょう。
Hotkeys→Webクリッパーを起動させるためのショートカットキーと、「ハイライトモード」を起動するためのショートカットキーが表示されています。変更するには、この画面からは無理で、一つ階層が上の「拡張機能の管理」の歯車ボタンで表示される「拡張機能のショートカットキーの管理」から行ってください。
ちなみに、「ハイライトモード」をオンにすると、Webページに直接ハイライトできるようになります。
まあ、使うかどうか不明。
Advanced→「Save clipped note without opening it」は、クリップしたときにそのノートを開くかどうかです。まあ、開いたほうがいいんじゃないかなと思います。タグ付けとか手を加えることもあるでしょうし。
あとはまあスルー。設定項目のエクスポートとかインポートもここで行えます。
テンプレート
で、一番重要なのがテンプレートです。Webクリップを取り込むときに、その取り込み方・内容を事前に設定しておき、任意で変更できるようになります。
そのこと自体は「まあ、たしかに便利だよね」という話なのですが、このプラグインが優秀なのが、URLで自動的に仕分けしてくれる点です。
以下はテンプレートの設定画面。
この「Template triggers」に任意のURLを置いておくことで、そのURL下であれば自動的にこのテンプレートを最初に設定するよ、ということができます。つまり、AmazonならAmazon用の、YouTubeならYouTube用のテンプレートを作り、それを──いちいち自分で選ばなくても──自動的に適用してくれるのです。
しかも、クリップの確認画面でそのテンプレートを変更することもできます。つまり、特定のWebサイトを取り込むテンプレートを作っているが、こおページはそうではなく通常のクリップがしたい、みたいなことも可能なのです。
完全に何もかもが自動の方が便利な気もするのですが、世の中には「例外」というものがあって、そのケアができなくなるのが完全自動のマズイところです。このObsidianのWeb clipperではそこが対処できる点に好感が持てます。
内容の指定は……
じゃああとは各種ページに合わせた内容の指定なわけですが、その辺は最初に挙げたページが参考になると思います。
大雑把に言えば、Webブラウザの「Web開発ツール」などを使ってページの要素のclassやidを覗き見して、自分が取り込みたい要素のclassやidを指定する、という形になります。
まあそれは原理的な話であって、他の人のテンプレートをそのまま拝借して、ちょっとだけ書式を変えてみる、みたいなところから慣れていくのがよいかもしれません。最終的に、Webクリップ用のテンプレートライブラリみたいなものができたらハッピーですね。
とりあえず、私のサンプルも置いておきます。
◇Obsidian Web CliperでAmazonから書籍ページを取り込む - 倉下忠憲の発想工房
JavaScriptを書かないで済むので基本的には簡単なことです。根気よくclassやidを見ていけるならば誰にでもテンプレートは作れると思います。