前回はこちら。
リンク機能を使うことで、二つのノートに関係が作れます。その関係をベースにした情報整理が可能なのがObsidianの良さであり、引いてはデジタルツールの良さでもあります。Interconnected Information Structuring.
というわけで、たくさんリンクを作っていきたいわけですが、そうなるとタイトルのつけ方が鍵となります。Obsidianでの(標準的な)リンクのつくり方は、そのノートのタイトルをブラケットで二重に括ることだからです。
[[ここにノートのタイトル]]
一般的な観点から言えば、覚えやすい短い言葉を使いたくなります。でも、逆です。思い出しやすい、長い言葉を使う方が Good です。
なぜかと言えば、Obsidianでリンクを作るときにはサジェストが働くからです。
たとえば「この10年でタスク管理はどう進化しただろうか。」というタイトルはすべてタイプするのはダルいでしょう。でも、「タスク管理」という単語を入れただけでこのように見つけられました。あとは、カーソルを移動してリターンキーでOKです。
つまり、Obsidianにおいてリンク先のタイトルをすべて手打ちする必要はありません。言い換えれば、どれだけ長くなってもさして問題にならないのです。逆に、タイトルに必要なキーワードがたくさん入っていれば、上記のように見つけやすくなります。
だから必要なだけ十分に長いタイトルをつければいいのです。
もちろん「2025-02-18」のようなタイトルをこれ以上わざわざ長くする必要はありません。これだけで十分サジェストから絞り込めるでしょう。一方で、ここまで輪郭がはっきりしていない内容の場合、そのノート全体を十分に表せる語句・フレーズ・文をタイトルにもってきておくのがよいでしょう。
呼び出しにおいても
そのようなタイトルづけの効果は、リンクを張るときだけに限りません。command + o で特定のノートを呼び出すときにも活躍してくれます。
基本的な動きは同じです。command + o でダイアログが表示されるので、いくつかキーワードを入力したらサジェストが効きはじめるので、あとは必要なノートを選ぶ。
こういう動作で「ノートを開く」ときにも十分な意味的強度を持ったタイトルつけは役立ちます。
ぜひ意識してみてください。