いろいろ思うところがあって、Obsidianで原稿を書ける体制を整えようと思いたちました。ここで言う「原稿」は、単発の記事ではなく書籍用の大きな原稿を意味しています。
これまでそうした大きな原稿は、VS Codeで専用のワークスペースを与えるか、Scrivenerを使っていたのですが、Obsidianのマルチウィンドウ性がそうした執筆環境に役立つのではないかと思いたったのです。
VS CodeにせよScrivenerにせよ、原稿群を管理するために左側にファイルエクスプローラーのパネルがあるのですが、その使い勝手は自分好みとは言えません。自由に順番を入れ替えられないし、メモをダイレクトに書き込むこともできません。
しかし、Obsidianではリンクが使え、ウィンドウを複数開くことができます。それを使えば、操作可能なファイル一覧が作れるのでは、という発想があったわけです。
うまくすれば「新時代の執筆ツール」になるのではと、いくつか設定をいじりました。
フォルダ
ワークスペース
文字数カウント
背景色
フロントマター
文字数カウント一覧
それぞれ見ていきましょう。
フォルダ
まずフォルダ。
倉下は、基本的に内容別にフォルダを分ける、ということはしていませんが、今回は執筆プロジェクト用のフォルダを新しく作りました。なぜかというと、試してみてダメだったときに「パージ」しやすいからです。フォルダでまとまっていると、そのフォルダごと削除したり、別の場所に移動したりしやすいわけですね。
つまり、以下のテーゼが生まれます。
実験的なことは、専用のフォルダを作って試す。
これはプログラミングにおける仮想環境に似た発想です。
もちろん、普段使っているフォルダでやってはいけない、という話ではありません。あくまで「後からの処理」を考えたときにここで一手間加えておくとちょっと楽かも、というだけの話です。
ちなみに、倉下のObsidianはzenSidian使用なのでファイルエクスプローラーが表示されていないので、そこから新しいフォルダを作ることはできません。しかし、新規リンクで、
[[/projectTH/projectTH_index]]
みたいな書き方をすれば、ファイルと共にそのフォルダも自動的に作られます。
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