bases機能を前提としたノート運用 | メンバー限定記事
前の記事で紹介したように、大幅にフォルダ構造を変えて、baseを整えました。
このフォルダ構造で、どうnote周りを運用しているのかを今回は紹介します。
各フォルダの役割
まずは、それぞれのフォルダの役割を確認します。
assetsは、画像・canvas・PDFなどのファイルが入っています。ノートそのものではなくノートに添付される情報です(canvasは若干位置づけが異なりますがひとまず無視しましょう)。基本的に、フロントマターによるプロパティが当てられないファイル群です。
basesは、baseが記載されたmdファイルが入っています。ここがいわゆるノートツールにおける「カテゴリー」に位置します(Steph AngoさんのvaultのサンプルのCategoriesと同じ)。これについては後述します。
notesは、ノートが入っているフォルダです。特にヒネリはありません。
templatesは、templater用のファイルと、basesで使っているbaseの「おおもと」が入っています。
以上四つが基本のフォルダです。
すべてはノートである
注目したいのは、「ノート」をフォルダによってカテゴライズしていない、という点です。何かしらの「情報」が書かれたノートは、一切の区別なくnotesフォルダに入っています。
basesは「情報」についての情報なので一つメタな情報で、templatesはノート作成を補佐する情報なのでレイヤーが異なる情報です。なのでそれらはフォルダを分けていますが、それ以外については、すべてnotesに入っています。
なのでnotesフォルダを開けると、混沌たる風景が広がっています。
でも、これで構いません。そもそもnotesフォルダを開いて情報を探すなんてことはたまににしか──具体的には直近作ったとわかっているノートを探すときしか──しないからです。
ノートにアクセスするのは、ほぼbaesからです。
以下はプロジェクト(あるいはオーガナイズ)まわりのbase。
以下は「考えたこと・アイデア」に関するbase。
以下はWebクリップに関するbase。
以下は、ライフログまわりのbase。
どれも特定の性質を持つ情報の「総合案内所」になっています。ダッシュボード的と言ってもいいかもしれません。それが疑似的なフォルダになっているわけです。
もちろん、単なる一覧であればフォルダを使ってもいいです。フォルダにしていると嬉しいこともたくさんあります。シェルスクリプトなどを組み合わせるときでも、フォルダの方が直接的です。
そうしたメリットを十全に承知した上で、なおフォルダで分けずにbasesを使っているのは、「混沌+整理」の二軸が欲しいからです。混沌とした原初の状態が片方にあり、もう片方にそれが整えられた状態がある。そういう状態を好ましいと思っています。
もっと実際的に言えば、basesを使った「総合案内所」の作成は、気分次第でいくらでも自由に変更できる、という点が嬉しいのです。
ある切り分けを試してみる。でも、気に入らなかったら別のやり方を試す。あるいは飽きたらぜんぜん別のアプローチにする。
気移りしやすい私は、こういうことをよくやります。で、それが「フォルダだけによる分類」だと、かなり大事になってしまうのです。「本と映画のフォルダを分けていたけども一緒にして並べてみよう!→いや、やっぱり分かれていた方がいいな……」みたいな状況をイメージしてくださればわかりやすいでしょう。
その点、混沌から整理された状態を作り出しているならば、別の仕方で整理された状況を作り出すのは簡単です。パラメータを変えればいいだけですから。たとえばprojectで絞り込んでいたものを、subjectで絞り込むようにする。それだけで別様の「総合案内所」が立ち上がってきます。
そうした変化のしやすさ── Shiftability(シフタビリティ)──を担保しているのが、現状の体制です。
ノートにtypeを与える
さて、上記のような運用を可能にしているのが、bases機能なわけですが、それをうまく使うためには、ノートを切り分けるための情報(メタ情報)を与えておく必要があります。








