0022 : 購読者が100人を超えました/近況と改善/アウトプットまとめへの返信
メールを拝見しました。
復職の時期が決まったとのことで、体調まわりが良い方向に向かっているのだと推測します。喜ばしいことです(人手不足で仕方なく、とかではないことを祈ります)。
仕事がスタートするまでまだ少しだけ時間があるので、一つだけ、僕が体調不良から復帰しつつあったときに心がけていたことをお伝えしようかと思います。
それは極めて単純な話で、「休む癖をつけるようにすること」です。
それまでは言葉通り365日ずっと時間さえあれば作業をしていたのですが、週に一度は完全オフの日と決め、自分の好きなこと(しかし仕事の作業以外のこと)をするようにしました。たとえば、昨日は一日中本を読んで、二冊の(やや分厚めな)本に読了マークをつけました。それ以外にも、Amazon Prime Videoでアニメや映画を一気見したり、普段いかないような場所に行く日として使っています。
正直、慣れるまでは大変でした。「仕事ができるのだから、仕事をしよう」という気持ちが消えません。でも、ここでちゃんと休めるようになっておかないと、ずるずると仕事に時間が侵食され、元の木阿弥になってしまう予感がありました。そうです。人間なんてそんなに簡単に変われるものではありません。意志だけでどうにかできるなら、体重過多で悩んでる人などこの世には存在しないでしょう。
感じ方や考え方もそうです。よく「信念」に関する言説がありますが、たとえそれが不具合を起こしていたとしても、そう簡単に捨てられるものではありません。というかそれも思っただけで捨てられるようなものではないでしょう。
だから、「思い」とは別のところで、行動がきちんと起こるようにする環境を整えることが大切だと思います。そして、そのために「練習」のようなことも必要でしょう。「考えを捨てる」みたいなことに比べれば、非常に泥臭く感じる話ですが、でも、僕たちにとって一番歩きやすい道がその道なのだと思います。
というわけで、北さんもできれば休む練習をしてみてください。たぶん、そういう練習を経てしか、「何もしない自分を肯定する」ことってできないような気もします。
では、お体ご自愛ください。
倉下