リストづくりが好き
デジタルで手作り年表
原稿の詰めを書き上げないといけないのですが、そういうときほど他の文章を書きたくなってきますね。以下のニュースレターを読みました。
めちゃくちゃよくわかります。私もリストを作るのは大好きです。なんならお見合いの挨拶のときに「趣味はリスト作りです」なんて答えるかもしれません(それは嘘)。
以下なんて思うところがたくさんあります。
ひとつには、自分の記憶の世話に関わる。時間をかけてリストを作ったり、手を入れて世話をする作業を重ねていると、特別努力せずともリストに登場するものや関連する知識を覚えられるから、ということが大きい。これは他人が作っておいてくれたリストを眺める場合との大きな違いでもある。
たとえば私は昔からMagic The Gatheringというカードゲームをやっているのですが、最近は紙版は触らずにデジタル版ばかりプレイしています。で、ゲーム自体は非常に楽しいのですが、カードがぜんぜん覚えられません。よく使うカードでも(イラストははっきり覚えていても)カード名があやふやで、そうでないカードなら存在自体が曖昧です。
昔はカードボックスにカードが大量に並んでいて、そこから目当てのカードを探すために箱全体を繰る必要があり、そのときにいろいろなカードを目にしていたのでした。それが記憶を強化していたのでしょう。たまに、「あっ、そうだこのカードあるじゃん」のような発見もあり、面白デッキ(強いデッキは他の人が十全に研究しているので新しく見つかることは稀)ができたりもしました。デジタル版だと、条件指定でピンポイントで見つけられるので、そうした意外な邂逅がほぼ起きません。
そういえば、情報を図解で提示されるとあやふやに記憶されるけども、自分で図解した場合はむしろ正確に覚えられる、という研究結果の話も聞いたことがあります。「手を動かすこと」と「覚えること」の関係は、あんまり無視しない方がよいのでしょう。
というわけで、手書きでバンバンやればいいわけですが、中途半端な打開策として最近デジタルで「年表」を作っています。
Obsidianのbases機能を使ったもので、Notionとかでもできそうです。人物名がページになっていて、そこにフロントマターでメタ情報が保存されています。
本を読んでいて、「そういえば、この人のこと詳しく知らないな」となったら、その人のページを作り、Wikipediaなどを引きながら、国や生年月日などを手で入力していきます。
こうやって並べてみると、フッサールとベルクソンが同い年で、ウィトゲンシュタインとハイデッガーも同い年であることが「発見」できます。で、そういう発見をすると嬉しいんですね。その嬉しさ(感情的高まり)もたぶん記憶の強化に役立ちそうです。
ちなみに、この年表の「拡充」を目指さないことがポイントです。やろうと思えば、適当にwikipediaをクロールしてスクリプトでバンバンノートが作れる(なんなら生成AIに作ってもらえる)わけですが、そうではなくてあくまで自分が見聞きした人名で注意が止まった人に限定しておくのがよさそうです。


