とてもよい投稿を読みました。
ごりゅごさんが(2024年の時点で)Obsidianを使ってやっていることが紹介されています。最近「情報整理の内実を多様に捉えよう」と考えている私にとって刺激的な内容でした。
だったらまあ、自分も書きましょう。
Obsidian
現状、倉下のObsidianは「作業記録」がベースです。特に一日単位の作業記録(デイリーノート)が主眼。Obsidianを使うことの9割はこの用途になっています。
で、以前はその他のこともいろいろObsidianでやっていたのですが、倉下(アルターエゴ)から”事業分割案”が降りてきて、保存領域の切り分けを行っているところです。
その結果、残ったのが作業記録に加えて「月拠点ノート」です。ようするに一ヶ月のベースノートですね。これはその月のデイリーノートへのリンクがすべて集まっているという意味で、デイリーノートの「上の」ノートでもあります。
ちなみに、デイリーノートは標準のテンプレート機能などは使わず、スクリプトで日付のフォーマットを整え、絶対に記入する2行だけを埋める形で作成しています。何度も書いていることですが、個人的には「テンプレートを作り込みすぎないこと」が、進化的手法の胆だと思っています。
Cosense
Obsidianによる作業記録の導入のはるか以前から使っているのがCosenseで、ここには小さな記事が盛りだくさんです。そして非常に雑多です。
いくつかパターンが見えてくる記事を列挙しておきましょう。
上から、「記事にはならない小さなティップス」「買った本の情報」「他の人が提示した知識」「メモ書き・セルフマネジメント」「考え・アイデアのめとめ」「自分のテーゼ」「趣味のノート」といった感じ。発掘していけば、他にもパターンはあるかと思います。
で、そういうのをその時のニーズに合わせて自由に作っていくというのが「発想工房」の運用方針です。全体としては「情報を切り出して、個別化し、扱えるようにしたもの」という印象です。
Capacities
最近使いはじめたCapacities。情報の輪郭線がはっきりしたもの保存するのに向いています。
上が買ったものを保存しておくもので、もっと言うと「撮影した写真」を保存しておくものです。そうですね。「写真」というのも、私の中ではかなりオブジェクト感が高い対象です。
下は、書きおえた原稿を保存しておくもので、コレクションで投稿先を、タグでその内容を付与してあります。
ちなみに、この用途でObsidianを使うことももちろんできて、DataViewを使えば上記のようなビューの作成も可能です。
逆に、Capacitiesにもデイリーノート機能があるので、ここに作業記録を書くことも可能です。
どちらがいいのか?
どちらでもいいんじゃないかと思います。少なくとも「正解」はないと思います。自分の環境なのですから、好きにやればいいんです、と開き直っておきます。
WorkFlowy
現状、使い方改造が一番さかんなのがこのツールです。
今までは「統合ツール」として使おうとしていましたが、上記用にさまざまな役割を他のツールに預けたことで(特に、オブジェクト的な情報をCapacitiesが担ってくれたことで)、「フローな情報だけあればいいか」という気持ちになってきました。
現状は、思いついたことを書き留める、自分が考えたことを位置づけるという役割で使っています。前者が着想のタイムライン、後者は思考のアウトラインです。
あとは、タスク管理的にプロジェクトの情報をハンドリングするためにも使っています。基本はまあ、それだけ。
Textbox
最後に自作ツールです。このツールもいろいろできるわけですが(ほのかな自慢)、最近は以下のような用途でよく使っています。
英語の勉強ノート
週報の作成
買った本の自動的なライブラリ作成
面白いのは、入力するときは個別の小さな窓で入力するのですが、ビューに関してはこのような統合的なビューになることです。英語ノート、更新日記、週報、各種リストなどが並んでいます。こういう雑多感が異様に好きなのが私です。
ちなみにこれらはタグのボタンを押せばカテゴリーごとに絞り込んだ表示にもできます。その際は、ちょっとだけカードのサイズが大きくなるのが個人的な自慢ポイントです。
まとめ
というわけで、2024年の12月時点のツールのあれこれを整理してみました。こういうのは、書いてみると自分の頭の整理にもつながるのでグッドですね。皆さんもぜひやってみてください(できれば投稿があればなおGoodです)。
では、よいお年を。